2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧
徹底的に日銀批判を展開しインフレ目標の採用を中心とした金融政策を一貫して提言されている岩田規久男先生の著書を手にとってみた。 同書は、「Voice」の2010年3月号、5月号〜7月号にに掲載された「日本『低成長』脱出論」に加筆・修正されたものである。 …
日本経済の不況の原因である「デフレ」からの脱却に向け精力的に活動されている上念氏の新刊を読んでみた。 私自身も同氏の著書である『デフレと円高の何が「悪」か』、『「日銀貴族」が国を滅ぼす』を読み、日本経済の不況の原因と蔓延するトンデモな主張を…
2007年の米国のサブプライム住宅ローン問題が発生した当初、日本経済への影響は軽微だという見方が大勢であったが、現状では2008年9月のリーマンショックによる世界同時不況を機に、日本経済がこれほどまでに打撃を受け低迷している。 なぜ日本経済がこれほ…
円高が進んでいる中、9月15日に政府・日銀は為替介入を実施したが、その効果は一時的であったようだ。 さて、この円高、よく「円高ではなく、アメリカの経済事情によるドル安なんだ」とか「実質実効為替レートでみれば、現在の為替水準はそれほど円高ではな…
初版が1946年という同書。 経済学の古典という名著(らしい)。 著者は、経済ジャーナリストとして、リバタリアンという経済思想を持つ人。 ちなみに、同書の解説を若田部昌澄先生が書かれていたのも、同書を手に取った動機の一つ。さて、同書の内容はタイト…